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ANA連・湘南なぎさ連・藤棚連 / 日本文化政策学会 第17回年次研究大会企画フォーラムに登壇

ANA連・湘南なぎさ連・藤棚連は、2024年3月17日(日)16:00-18:00に青山学院大学で行われる日本文化政策学会 第17回年次研究大会の企画フォーラム「市民参加による地域振興の可能性~阿波踊りの担い手に見られる社会的価値を事例として~」に登壇致しました。

本大会のテーマは前回記事の告知を参照下さいますようお願いします。


当フォーラムでは「阿波踊りを通じて市民活動が社会に与える効果・効能の可能性について」議論をさせて頂きました。フォーラムを通じて得られた論点について記者なりの整理を以下の通り共有させて頂きます。


観光資源としての価値

  • まず阿波踊りは「担い手(市民)の」自発的な参加が前提、これを観光側が意識すべき

  • 自発を促す誘因は強烈な原体験(伝統芸能それ自体と、その周辺を縁取る場への参加体験)

  • 踊るために場の創出が必要であり、結果として新しい場づくりと継続の誘因となる

  • 8割の企業が有名連のサポートを頼り、連は運営資金を得て継続の支えとできる(他の民俗芸能でもあてはめられる)


企業連へのメリット

  • 交通事業者としては関係人口が作れる

  • 企業PRができる(新制服の発表、うちわ8,000枚配布、等)

  • グループ内の横横の連携を作るきっかけとなる

  • 社内企画として作りやすい

    • 参加メンバーを集めやすい(イントラでグループ社員4.5万人(当時)に対して募集)

    • 敷地内で練習が出来る


市民活動としての効果

  • 継続的に子供と一緒に参加できる活動となる

  • 教育の現場(総合授業)にコンテンツとして導入することが可能

  • 市のサイズによるが市長と近い関係が築けやすい

  • 社会的なつながりの育成が可能


継続の難しさ

  • 練習場所の確保

  • 代表に集まる負荷をう分散させるか(日本の地域社会が抱える問題でもある)

  • 連内部でいかに人を育てるか


フォーラム前半の対談シーンを約60分にまとめております。

阿波踊りの歴史から、各連が創連のきっかけ、最近の活動、そして課題を述べられておりますので上記以外の論点も沢山あると思います。

参考になる点が多いと思いますので、是非ご覧ください。



フォーラムについて 00:00~

阿波踊りの歴史 02:09~

ANA連 06:22~

湘南なぎさ連 26:25~

藤棚連 41:17~


登壇者:

・佐野秀史(全日本空輸株式会社 ANA 連連長)

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